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訓練生4人死亡事故 再発防止へ関係者が意見交換

飯田市で先月、車が堤防道路から転落して4人が死亡した事故を受け、28日、警察や行政関係者による現地診断と再発防止検討会が開かれました。

先月24日に飯田市松尾清水で天竜川の堤防道路から車が転落して水門に衝突、乗っていた男性4人全員が死亡しました。
4人は飯田市にある職業訓練施設・県飯田技術専門校の訓練生で、いずれも自動車整備課の2年生でした。

現地診断では飯田警察署や天竜川上流河川事務所の職員などおよそ30人が集まって黙とうを捧げた後、事故現場を確認しました。

■地元の住民
「上り坂で来て頂点があって、すぐに下ってるんで、どうしてもここジャンプするんですよね」

■飯田警察署・依田俊彦 署長
「それぞれの立場において今回の事故を共有して、こういったつらく悲しい事故が起きないようしっかり検討して、適正的確に対応していきたい」

現地診断後には再発防止について話し合う検討会も開かれました。

■飯田市・岡本佳宏危機管理部長
「若年のドライバーの皆さんに対する啓発を、市としても何ができるか検討して実施していきたい」

検討会ではラバーポールの設置や、勾配のある所にペイントをするなど再発防止に向けた意見が出されたということです。