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突風原因はダウンバーストかガストフロントの可能性

長野電鉄の列車が強い風で飛ばされた小屋と衝突し3人が死傷した事故で、気象台は、突風について、「ダウンバースト」か「ガストフロント」の可能性が高いという調査結果を発表しました。

21日午後6時前、須坂市を走行していた長野電鉄の普通列車が強い風で飛ばされた小屋と衝突しました。
この事故で、長野市の会社員の男性(56)が死亡、男性2人が軽傷を負いました。
事故当時の突風は強い雨やひょうを伴っていました。

長野地方気象台は22日、気象庁機動調査班を現地に派遣し、その結果、突風は、積乱雲から吹き下ろす「ダウンバースト」か、積乱雲の下にたまった冷たい空気が周囲の暖かい空気とぶつかって発生する前線=「ガストフロント」の可能性が高いことが分かりました。

また、付近の住宅で屋根がはがれる被害なども確認されたことから、風速はおよそ30mと推定されました。