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災害時に活用 モバイル充電設備の実証実験

トレーラーハウスを製造販売する会社が、災害時に使える持ち運び可能な電源供給設備の実証実験をしました。

実験で使われたのは、日立建機と九州電力が共同開発した「可搬式充電設備」です。
建設機械用の持ち運びや充電が可能な電源設備として開発され、被災地での非常用電源としての活用も期待されています。

■記者リポート
「こちらの電源設備を使うことで、トレーラーハウス7台が一週間ほどの生活に必要な電力をまかなえる」

大きな音が出ないのが特徴で、専用の充電ユニットを使うと、早ければ30分で充電が完了します。
長野市でトレーラーハウスの製造販売を手掛けるカンバーランド・ジャパンなどは実際にトレーラーハウスに電源を供給できるか実験をしました。

■カンバーランドジャパン・原田英世社長
「私どもはトレーラーハウスを持っていくのはプロなので即日持っていきます。ただ電気がつくまでに何日もかかるのが実際のところ。新しい仮設の形が出来てくるのかなと思っている」

改良を重ねた上で、トレーラーハウスとともに被災地へ持っていくことや、イベントで活用することを目指したいとしています。