県内ニュース

黙秘を続けた矢口雄資容疑者 無罪を主張

長野駅前で男女3人が殺傷された事件から3カ月です。
これまで警察の調べに対し黙秘を続けていた容疑者が、殺人容疑での逮捕後に無罪を主張していたことが捜査関係者への取材で分かりました。

1月22日、JR長野駅前で男女3人が相次いで刃物で刺され、1人が死亡、2人が重軽傷を負いました。
長野市の無職・矢口雄資容疑者(46)は、この3人に対する殺人と殺人未遂の疑いで逮捕・送検されています。
これまで矢口容疑者は雑談には応じるものの、事件については黙秘を続けてきました。
ところが、その後の捜査関係者への取材で、矢口容疑者が殺人容疑での逮捕後に「無罪を主張します」と供述していたことが新たに分かりました。

長野地検は先月から、刑事責任能力があるかどうかを調べる鑑定留置を実施しています。
期限は7月11日までで、専門家による精神鑑定の結果などを踏まえ、起訴するかどうかを判断します。