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震度5弱地震の影響で…重要文化財の仏像が破損

長野県北部を震源とし最大震度5弱を観測した地震で、大町市では、国の重要文化財の仏像が倒れ、破損する被害がありました。

18日、午後8時19分ごろに発生した地震では、大町市でも震度5弱を観測しました。

■記者リポート
「本来こちらにあった像が後ろに倒れてしまい、破損しています」

破損したのは、大町市八坂の覚音寺に安置されている木造持国天立像です。18日夜の地震により台座から仏像が倒れ、頭部などが割れる被害がありました。木造持国天立像は、鎌倉時代初頭の1194年に作られ、国の重要文化財にも指定されています。

■藤尾山覚音寺・與儀龍祥住職
「今までは地震がきても大丈夫だと思っていたが、今回は揺れもすごかった」

18日夜の地震について県によりますと、現在までに、住宅や道路などへの大きな被害は、確認されていないということです。気象庁は、「1週間ほどは、最大震度5弱程度の地震に注意してほしい」と呼び掛けています。