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県内は今週末見頃!サクラがこの先も楽しめるために

県内のサクラはこの週末見頃となる所が多くなりそうです。この先も長く楽しめるように…長野市などで「晴れ風アクション」が始まっています。

■中野希友未アナリポート
「長野市の城山公園です。長い桜並木も淡いピンク色に染まっていて、春爛漫です」

8日に開花発表があった、長野市のソメイヨシノ。まだつぼみのものもありますが、花見を楽しむ人の姿でにぎわっていました。

■長野市内から・
「桜きれいだね」

■長野市内から
「テイクアウトしたアフタヌーンティー(を楽しんでいる)。まだ満開じゃないと思うんですけど、春を感じながら楽しめたら」

約470本のサクラが咲く名所ですが、中には、3月に植え替えられたばかりの木も…

■長野市公園緑地課・中込勝彦さん
「昭和40年代に植えられてかなり樹齢も重ねて、そういった桜が倒木や枝が落ちたりして危ないってこともありますので、植え替えをして新しい桜にして景観の維持を図っていくという目的でやっています」

長野市では安全対策のため定期的に植え替え作業をしていますが、費用は1本当たりおよそ40万円だといいます。
そこで、市はキリンビールが展開する「晴れ風ACTION」で集められた寄付金を活用。「晴れ風ACTION」とは売り上げの一部がサクラの保全活動に充てられる仕組みで、県内では支援を希望した自治体の中から長野市と飯山市が選ばれました。
長野市には今年160万円が寄付され、先月、2本を植え替えました。

■長野市公園緑地課・中込勝彦さん
「今どこの自治体でも財政状況厳しい状態なので力になるし、ありがたいと思う」

また、「晴れ風ACTION]では、こんな取り組みも。

■中野アナリポート
「この『桜AIカメラ』を使うと、桜の木の樹齢がわかるんです」

スマートフォンの専用サイトからサクラの写真を撮るだけで、木の健康状態や樹齢をAIが判定します。
「元気」な桜がある一方…

■中野アナ
「(樹齢)55年って出ました。桜の元気度も、『少し気がかり』と出ていますね」

市によると、城山公園の街路樹のソメイヨシノ約110本のうち、あと20本ほど植え替えが必要だということです。