通常この番組は“アポなし・台本なし”ですが、今回は“事前交渉あり”でアポなしでは撮影できないネタを取り上げました。信州ならではの“ものづくり”がコンセプトです。
信濃町の“信州鎌”は約450年の伝統があります。かつて鉄を叩く音がそこかしこで響いていた同町。現在残る職人は5人。そのうちの1人、信州の名工で瑞宝章叙勲者の技を拝見します。
いくつもの工程を重ね、打ち出す様は、まさに“鉄は熱いうちに打て”の現場です。信州鎌の最大の特徴は「刃」と「柄」の角度。この角度が、草を刈りやすくします。実はこの名工、74歳にして最年少の信州鎌職人。最近、名工のもとに18歳の弟子が入門したと言います。信州鎌に未来あれ。