国宝松本城の城下町で、江戸〜大正時代の建物が多く残り独特の景観を持つ 「中町通り」。先週に引き続き「中町通り」の、伝統工芸品や飲食店など専門店が並ぶ「中町商店街」を巡ります。
中町商店街の北側、女鳥羽川沿いで伺ったのが「タニ屋商店」。飲料用の冷蔵庫に地元の野菜が並び、「ここに来た時にあったから活用している」と店主の吉谷さん。生産者から買い付けるなどお得な野菜が人気で、仕入れに来た居酒屋店主は小松菜を“全買い”していました。
蔵が建ち並ぶ「中町通り」で見つけたのが、“洋風”に仕上げた看板建築の「ミドリ薬品」。先代が開業する際、東京で見た建物に憧れ建てたそうですが、修復時に大変な苦労が…。戦争時に、金属供出を避けるためエナメルを塗ったことなど、老舗ならではの話が伺えました。
散策を続けると、蔵の脇に奥まで続く細い路地を発見!一番奥にある「手仕事商會すぐり」へ。松本の名産品など“てしごと”の雑貨を販売していて、築140年の漬物店だった蔵の名残も…。注文してからレモンを絞って作るレモネードをいただきました。
「木のおもちゃ ぴあの」には、ヨーロッパのカラフルでかわいい木のおもちゃを中心に、店主の穴沢さんが愛情を込めて探し出したおもちゃが1000点以上!小さな子どもはもちろん、大人でも楽しめる品揃えです。中には「お値段はかわいくないんですよ」なんて商品も…。
蔵のある歴史情緒あふれる街並みを活かし、新しい風が吹いている「中町商店街」の姿がありました。
2022年9月11日 日曜 午前10時30分 放送