長野朝日放送・放送番組審議会(第354回)
開催年月日
2026/07/23
開催場所
4階役員会議室
出席者
委員総数8名 出席委員数7名
- (出席委員)
- 小林玲子委員長、西澤仁志副委員長、青木恵里子委員、久保村智委員、五十嵐裕委員、上野眞奈美委員、長谷川幸治委員
- (レポート提出)
- 喜内久雄委員
- (会社側出席者)
- 岩田淳代表取締役社長、鏑木俊樹取締役・総務局長兼放送番組審議会事務局長、津川章久取締役・報道制作担当、土屋清編成戦略局長、西山聖徳編成戦略局編成部長、山崎浩二報道制作局長、小林明子総務局総務部参与兼放送番組審議会事務局
議題
- 第95回系列24社放送番組審議会委員代表者会議議題
『生成AI・SNS時代におけるテレビの「価値と責任」について』 - その他の番組に対する意見要望について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2026年8月・9月の単発番組について
- 次回課題番組等について
議事の概要
- 時間的制約のないSNSに対して、制約のあるテレビ報道が物量で対応するには物理的な限界がある。
- テレビがどのようにAIを活用しつつ、信頼性や信憑性を担保しているかを若い世代に明確に示すべき。
- 何段階もの検証/編集会議といった「オールドメディアの丁寧なプロセス」を強みとして前面に打ち出すことが求められる。
- AIはあくまで道具であり、何を報じるべきかという「価値判断」や「文脈の決定」「誤りの責任」はAIに委ねられない。
- AIには表現しきれない「非言語の部分(感情や葛藤)」や人間味に寄り添い、多様性や複雑性の視点を提供するのがテレビのあり方だ。
- AIが自律的に嘘を紛れ込ませる可能性があり、原稿作成などメディアの「核心」をAIに委ねることは論外である。
- AIの登場で問われているのは人間の「倫理観」であり、メディアの現場一人ひとりの倫理意識と社内教育が最後の砦となる。
- 速さではなく複数の記者による確認の積み重ねによる「確かさ」を強みとし、実体験に基づく「本物」を、熱量を持って伝えることが重要。
- 何を伝えるかという創造的な領域までAIに委ねて大量生産に走れば、テレビ制作の本質的価値が希薄化する。
- AIは「人間が考える時間を確保するための補助ツール」と割り切り、構想/判断/責任は人間が担うことが重要。
- 情報の速さではSNSに劣っても、取材力、情報収集力、公平性、そして誤りを即座に訂正する真摯な姿勢で信頼を保つ。
- どれほどAIで作業を削減できても、最終的に人の手が入らなければ、テレビが培ってきた視聴者からの信頼を失う。
〇2026年6月の視聴者の声
総件数308件(メール252件)内訳は、問い合わせ43件、意見27件、苦情0件、要望225件、その他13件。