長野朝日放送・放送番組審議会(第326回)
開催年月日
2023/10/19
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数9名 出席委員数3名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長、丸山貢一副委員長、青木恵里子委員
- (レポート提出)
- 嶌田武司委員、西澤仁志委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長、薮塚謙一常務取締役・報道制作担当、持田義取締役・放送番組審議会事務局長、岩田淳取締役・編成戦略担当、山岸寿美編成戦略局長、山下千帆編成戦略局編成部長、平野圭祐報道制作局報道制作部長(番組プロデューサー)山岸玲報道制作局報道制作部主任(番組ディレクター)、郡司勝己総務局長兼放送番組審議会事務局、西澤理子総務局総務部副部長兼放送番組審議会事務局
議題
- 『池上彰と学ぶSDGs 開講!未来につなぐ 夏休み特別授業』について
- その他の番組に対する意見要望について
- 放送番組の種別の公表
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2023年11月の単発番組について
- 次回課題番組等について
議事の概要
- 飯田西中学の先進的な取組、SDGsの歴史、企業の対応、池上彰さん講師の特別授業による質疑応答と構成が練られており最後まで飽きさせない素晴らしい情報・教養番組だった。
- 飯田西中学校のSDGsの活動は、身近な行動から国連の定めた17目標を実践するもので、生徒たちの真摯な姿勢が素晴らしく紹介する価値が高いため、他の学校でも参考になる情報だった。
- 池上彰さんの進行は熟練の技が感じられ、広い視野と身近な視野を交えて生徒たちに新たな気付きを与え、考えを深めさせる的確な特別授業となっていた。
- 県内の企業エプソンの再生紙製造機は、画期的な技術であることに驚くとともに、企業がSDGsに取り組む理由が理解できた。
- こども食堂の取り組みは、貧困や居場所づくりが課題となるなか重要な活動だが、ボランティア活動によるもので、行政の支援がどうなっているかまで伝えるとより深い問題提起になった。
- 再生紙製造の効果を木の本数で例える工夫や、それぞれの活動を紹介する際にSDGsの番号を表示すると理解度が更に上がった。
- 地熱発電が普及しない理由について、授業では温泉枯渇への懸念のみが理由として挙げられていたが、他の理由についても番組内で追加して説明があると深みが増した。
- 番組の最後に、SDGsを「みんなが居心地の良い社会を作ること」とまとめ、中学生に「変えるのは君たち」と伝えたのは、視聴者にとっても素晴らしいメッセージとなっていた。
〇2023年9月にabnに寄せられた視聴者の声の総件数は、155件(メール95件)、お問い合わせ52件、意見16件、要望23件、苦情0、その他64件だった。