COUNCIL 放送番組審議会

長野朝日放送・放送番組審議会(第324回)

開催年月日

2023/07/27

開催場所

4F 役員会議室

出席者

委員総数9名  出席委員数6名

(出席委員)
遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 青木恵里子委員 西澤仁志委員 茂谷浩子委員
(リポート)
嶌田武司委員
(会社側出席者)
土屋英樹代表取締役社長 持田義取締役・放送番組審議会事務局長 岩田淳取締役・編成戦略担当 山岸寿美編成戦略局長 山下千帆編成戦略局編成部長 郡司勝己総務局長兼放送番組審議会事務局 西澤理子総務局総務部副部長兼放送番組審議会事務局

議題

  1. 「いま、テレビの役割を問う~地域に貢献するメディアであり続けるために~」について
  2. その他の番組に対する意見要望について
  3. abnに寄せられた視聴者の声の概要について
  4. 2023年8月、9月の単発番組について
  5. 次回課題番組等について

議事の概要

  • 情報は生活のライフラインであり、地方テレビ局はキー局がカバーできない地方の質の高い情報を無料で提供する重要な存在である。
  • 迅速かつ正確な情報提供を通じて、地域住民の生活の質・レベル維持・向上につなげ、環境・温暖化等では、先見性と予見性で社会に寄与すること。
  • 災害報道においては、通信、交通、電力、水道など情報を網羅的かつ速報性、臨場感を持って提供できるテレビの優れた機能を生かして地域へ情報提供する。
  • アクセスが簡易なテレビからの情報発信により、地域の人々の情報格差を縮める効果が期待できる。
  • 地域の社会的課題や問題点を可視化して、客観的に報道することで、世論を喚起し、問題解決の契機を作り啓発することが、テレビの役割であり、信頼を得ることに繋がる。
  • テレビにより若者が地域の情報や文化・歴史を知ることで、地元に誇りを持ち、就職の際の地元回帰を促す効果が期待でき、人材不足の地域社会の活性化に繋げる。
  • 地域の文化や歴史、娯楽・イベントを紹介することで、住民の文化の継承促進や地域に住む喜び・誇りを持つことに繋げ、社会参加や教育レベルの向上・促進の役割を担う。
  • 地域の歴史を共有し、住民が現在と未来を考える上で映像は貴重な資料であり資産となるので、後世に残すためのデジタルアーカイブ事業は検討の価値が高い。
  • 地域の特性を活かしたコンテンツの提供によって、地方テレビ局は地域社会との強いパートナーシップが構築でき、視聴者の高い満足度とスポンサーの信頼度を得て、地域に不可欠な社会基盤としてテレビ局自体の存在意義をより一層強化することができる。
  • テレビ局は地域の中核企業としての存在感が大きいことを認識して、地域の期待に応えるべくテレビの理念を一層、明確にしてプロの使命感とプライドを高く持って優れた番組提供や事業を展開する。
  • テレビ局が情報交流のプラットフォームとして機能することで、地域住民や世代間の交流を促進して、より幸せ感のある社会構築を促し、孤独社会の防止にも役立って、隠れた大きな経済効果を生み出す。

〇2023年6月にabnに寄せられた視聴者の声の総数はで130件(メール87件)、内訳は問い合わせ29件、意見29件、要望11件、苦情0件、その他61件だった。