長野朝日放送・放送番組審議会(第308回)
開催年月日
2022/01/27
開催場所
新型コロナウイルス感染症拡大予防のためレポート提出による書面開催
出席者
委員総数 9名 出席委員数 9名
- (レポート提出委員)
- 遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 青木恵里子委員 山口美緒委員 西條浩章委員 嶌田武司委員 西澤仁志委員 榎本佳一委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 持田義取締役・放送番組審議会事務局長 薮塚 謙一常務取締役・報道制作担当取締役 五十嵐洋人取締役・編成業務担当 郡司勝己報道制作局長 山岸寿美編成業務局長 山下千帆編成業務局編成部長 上沢賢一報道制作局報道制作部担当部長 箱田博正報道制作局報道制作部副部長
議題
- 『「善光寺さんに」憧れて~特別な春 御開帳を前に~』について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2022年2月の単発番組について
議事の概要
- 善光寺の見所や歴史、ご開帳のこと、老若男女を受け入れる無宗派の寺など、わかりやすく紹介されていて、年末年始の番組としても、ご開帳を控えたタイミングとしても良い内容だった。
- 俳優の常盤貴子さんを起用し、「憧れ」という切り口で番組を進行したのが良かった。新鮮な目で、当たり前だと思っていることにも素朴な疑問を持ち、その疑問に答えることで知識がさらに深まった。
- 常盤貴子さんが着物姿で善光寺を中心にいろいろな場所を訪ねる進行で、正月の放送らしく番組全体が華やかで、美しい映像と合わせて好印象だった。
- 御開帳だけでなく、2022年中に予定されている諏訪の御柱祭、飯田のお練り祭り、穂高神社の遷宮祭など全県の行事がバランスよく入っており、地域への貢献を目指す姿勢が感じられた。
- ジェンダー平等を何百年も前から標榜していた善光寺ならではの女性にやさしい歴史の紹介は、現在の時代性とマッチしておりいい取り上げ方だった。
- 地元に住んでいて善光寺のことをよく知っているつもりでも、実は知らないことがたくさんあることに気付かされた。
- テロップの字体やデザインが華やかで、番組に特別感を出していた。
- 草田アナウンサーの落ち着いたナレーションが番組の雰囲気に合っていた。また、観光スポット紹介のナレーションを大槻アナウンサーにすることで番組にメリハリがつき、バランスが取れていた。
- 時節柄マスクを外せないこともあり、話をされる方の言葉が聞き取れない部分があった。大事なところはテロップで補う等してほしい。
- 回向柱が長野市松代地区から寄進されると説明しながら、杉を伐採した時の映像ではテロップが「須坂市」となっていた。今年は須坂市からということは地元では報道されているが、説明を補足しないと視聴者は戸惑うのではないか。
- 漢字の表記について気になる点があった。文字表現は正確さが求められるので細心の注意を払ってほしい。
- 女性救済のストーリーが生まれた歴史的な背景や、伝承と実際の寺の在り方との関係について、もう一歩すすんだ言及が必要なのではないか。
- 如是姫の言い伝えや善光寺聖について、歴史学で実証されている事実も併せて紹介してほしかった。
○2021年11月中にabnによせられた視聴者の声の総数は136件(内メール72件)、内訳は(お問合せ51件、ご意見30件、苦情0件、ご要望12件、その他43件)だった。
○2021年12月中にabnによせられた視聴者の声の総数は204件(内メール143件)、内訳は(お問合せ53件、ご意見25件、苦情0件、ご要望57件、その他69件)だった。