長野朝日放送・放送番組審議会(第303回)
開催年月日
2021/06/24
開催場所
4F 役員会議室
出席者
委員総数 9名 出席委員数 8名
- (出席委員)
- 遠藤守信委員長 丸山貢一副委員長 小林玲子委員 青木恵里子委員 西條浩章委員 嶌田武司委員 西澤仁志委員 榎本佳一委員
- (会社側出席者)
- 土屋英樹代表取締役社長 持田義取締役・放送番組審議会事務局長 薮塚謙一常務取締役・報道制作担当取締役 五十嵐洋人取締役・編成業務担当 郡司勝己報道制作局長 山岸寿美編成業務局長 山下千帆編成業務局編成部長 倉島崇志報道制作局報道制作部長 平野圭祐報道制作局報道制作部副部長
議題
- 『abnステーション』について
- その他の番組に対する意見要望について
- abnに寄せられた視聴者の声の概要について
- 2021年7月の単発番組について
- 次回課題番組等について
議事の概要
- 1部、2部あわせておよそ1時間の中に、内容とボリュームがよく考えて構成されていると感じた。
- 温かい色合いと軽やかな音楽によるオープニングは、全国ネットのシャープな印象と比べて良い意味でローカルニュースらしく好ましい。
- アナウンサーに安定感があり、それぞれの組み合わせも良い。
- 地域の話題について、エリアや業種、ボリュームがバランスよく取り上げられていた。
- 『コレイマ!』のコーナーは、番組冒頭で1つのテーマを深堀りする新しい挑戦。視聴者の気になる話題を取り上げており、問題点をよく捉えた内容たが、やや物足りないところがあり、もう一歩踏み込んでもらいたいと感じた。
- 『コレイマ!』は、長時間にわたって豊富な情報が提供されているが、じっくりテレビを見ることのできない夕方の忙しい時間帯には、かえって訴える力が弱くなっている可能性もある。テーマの深掘りと簡潔さ、分かりやすさの両立には工夫が必要だと感じた。
- 特殊詐欺の特集について、繰り返し注意喚起が必要なニュースであり、様々な手口や対策を紹介したのはよかったが、既視感のある内容も多かった。高齢者の孤立といった社会的背景にも問題意識を持つと、また違った切り口が見えてくるのではないか。
- 新型コロナワクチン接種の特集について、ワクチンハラスメントが問題になる中、「接種は強制ではありません」というアナウンサーのメッセージは良かった。しかし、ニュースの最後にコメントするだけではなく、特集内できちんと伝えた方が説得力があったのではないか。
- 特定外来植物のオオキンケイギクのニュースでは、実際に土地の生態系にどのような影響があったのか伝えると駆除の必要性が分かり、視聴者が納得するニュースになったのではないか。
- 上田レイラインの話題について、観光誘致の内容でも、事実に基づかない架空の物語をニュースとして放送するのはいかがなものか。本当の文化の発展に寄与する報道であってほしい。
- CM前に予告のあった内容が、CM後すぐに放送されると思って見ていたがなかなか放送されず、結局10分ぐらい経って放送されたのが非常にストレスだった。
- ネガティブなニュースに「生育」「進化」といったプラスの意味を持った言葉をつかったのが気になった。「繁殖」「巧妙化」に言いかえる等の配慮をしてほしい。
- 天気予報は1部、2部を通じて複数回、情報量を変えながら良いタイミングで入れられている。ぜひ季節感を大切にしてほしい。また、近県の予報があっても良いのではないか。
○2021年5月中にabnによせられた視聴者の声の総数は121件(内メール51件)、内訳は(お問合せ51件、ご意見23件、苦情0件、ご要望17件、その他30件)だった。