COUNCIL 放送番組審議会

長野朝日放送・放送番組審議会(第290回)

開催年月日

2020/03/26

開催場所

4F 役員会議室

出席者

委員総数 9名 出席委員数 7名

(出席委員)
遠藤守信委員長 丸山 貢一副委員長 中條功委員 小林玲子委員 青木恵里子委員 山口美緒委員 西條浩章委員
(会社側出席者)
土屋英樹代表取締役社長 森田良平常務取締役・番組審議会事務局長 下平彰一編成業務・報道制作担当取締役 五十嵐洋人役員待遇編成業務担当補佐 郡司勝己報道制作局長 山岸寿美編成業務局長兼編成部長 井出真一編成業務局編成部専任部長 中村あゆみ報道制作局報道制作部副部長

議題

  1. 「信州のがん最前線Vol.17~がん…その時どうする?どうなる!?~」について
  2. その他の番組に対する意見要望について
  3. 放送番組審議会による意見の番組への反映について
  4. 長野地区テレビ視聴率調査の変更について
  5. abnに寄せられた視聴者の声の概要について
  6. 2020年4月の単発番組について
  7. 次回課題番組等について

議事の概要

  • 検査受診から治療の終了までをドラマ仕立てで追うことで、がん治療を身近に分かりやすく感じた。深刻な事例だけでなく、ドラマをはさむことで番組のバランスがとれていた。
  • 最新治療についての紹介は、シリーズタイトル「最前線」の通り、進化する医療の現場を感じさせるものだった。
  • 医師や薬剤師等がきちんと名前と顔を出して情報提供しており、信頼感と説得力があった。
  • 実際の患者や家族の体験談は説得力があった。経験者の言葉には、他人事ではない、惹きつける力があると感じた。
  • 「緩和ケア=終末期医療」という思い込みや「標準治療」の意味等、勘違いしていることも多かった。用語について分かりやすく説明されていたのが良かった。
  • 定期検診や再検査による早期発見の大切さが伝わった。途中はさまれるCMもがん検診を促す内容で、相乗効果になっていた。
  • 落ち込む患者への接し方やネット上のデマに振り回されることへの注意喚起等、大切な視点であり様々な立場の人にとって参考になる内容だった。
  • 具体的にどの検診を受ければいいのか、どのように受けるのか知りたい。検診の受け方の紹介があるとありがたい。
  • 安心して治療を受けるために、保険はとても重要だと考える。CM等の兼ね合いもあるかもしれないが保険の大切さを伝える番組もぜひ作ってほしい。
  • 早期発見すれば特別な病気ではない。怖さを強調して伝えるのではなく、もっと気楽に見られる番組作りを工夫してもらいたい。
  • シリーズ17回目ということで、番組の企画意図やシリーズ内での位置づけについて説明があると良かった。
  • こういった番組は見た人にとって分かりやすさが大切。冒頭で番組構成を伝える等、放送内容や順番が分かったほうがより理解しやすかったのではないか。
  • 内容が多岐にわたり過ぎたために掘り下げ不足となり、物足りなさを感じるところがあった。
  • 字幕放送がついているのはとても良かった。ただ、一部漢字の間違いと思われる箇所があり残念。
  • 図や表を多用し分かりやすく伝える工夫がされていた。ただし、字幕に重なると内容が見づらく、情報量も多くなり内容を追うのが大変だと感じた。
  • サイドスーパーは内容の理解を助けるために有効だが、表示が見えにくくもったいなかった。もっと目につきやすい色にする等の工夫を。
  • 情報量が多く番組についていくのが大変だった。もっとポイントを絞っても良かったのではないか。
  • 出演者の名前のテロップについて、読み方の難しい苗字等はふりがながあったほうが良い。
  • 番組の締めくくりがスポンサー企業の活動紹介だったことに違和感を覚えた。
  • 天気のせいかリポーターの背景が暗く、見る者の気持ちを落ち込ませる。明るい雰囲気を心がけ、勇気を与える番組作りを。
  • シリーズを長く続ける中で次々に課題が出てくるだろうが、長く続けることで県民の健康に寄与するよう今後も期待したい。

○2020年2月中にabnによせられた視聴者の声の総数は168件(内メール68件)、内訳は(お問合せ66件、ご意見29件、苦情0件、ご要望38件、その他35件)だった。