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2013年4月29日 (月) 16:00 ~ 16:54 放送

出演:楠原由祐子 (abnアナウンサー)

 長野朝日放送が2012年1月から進めている「abn信州がんプロジェクト」で、これまでに取り組んできた活動内容を振り返ります。

 今や日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなる時代。
「abn信州がんプロジェクト」は、番組や様々なイベントなどを通じて、検診の受診や早期発見・早期治療の大切さを訴えてきました。

 月1回放送のレギュラー番組「ハートフルメッセージ」では、がんと向き合った人たちが自らの経験を踏まえたメッセージを伝えてくれました。
これまでに出演した鳥越俊太郎さん(ジャーナリスト)、山田邦子さん(タレント)、アグネス・チャンさん(歌手・エッセイスト)、仁科亜希子さん(女優)などのメッセージを再編集でお伝えします。

 「信州のがん最前線」と題したシリーズ番組では、がん治療の現状や最新医療を取り上げました。
 ナビゲーターはタレント・三四六さん。
 ゲストに大腸がんなど4度の手術を経験したジャーナリストの鳥越俊太郎さん。これまで3回の番組(去年2月・8月・今年2月放送)で伝えた、がんを知り、がんに向き合うために今知りたい情報を改めてお届けします。

 がんを経験した著名人による特別講演会も開催しました。
 ジャーナリストの鳥越俊太郎さんは、「がんと生きる~早期発見・早期治療の意味~」をテーマにがんとの向き合い方を語りました(去年3月)。
 子宮頸がんを患った女優の仁科亜季子さんは、娘の仁美さんと共に「受け継ぐいのち~母から娘へ~」と題して講演し、自らの闘病経験を踏まえて、ワクチン接種や検診の必要性を説きました(去年6月)。

 がん患者を支援するチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ信州」が、去年9月に松本市で、去年10月に長野市で、それぞれ開催されました。
 患者やサポートする人たちが24時間歩いてリレーして、寄付を呼び掛けるこのイベントの運営を、abnは長野市の実行委員会のメンバーとして支援しました。

 今年2月の信州がんフォーラムでは、阿部守一知事、諏訪中央病院の鎌田實名誉院長、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんがパネルディスカッションをし、がん患者が安心して働ける環境作りについて、意見を交わしました。

 夕方のニュース番組「abnステーション」ではがんに関する10本以上のシリーズ企画を定期的に放送してきました。

 「abn信州がんプロジェクト」は、県内のがん検診の受診率向上や、がんで亡くなる人が少しでも減少する社会を目指しています。
 活動を振り返りながら、改めてがんについて知ること、考えることの大切さを訴えます。