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第25回放送 2013年11月15日 金曜日 18:55~19:00

ドクタービジット

 朝日新聞と日本対がん協会が主催している、医者や医療関係者が教育現場を訪ね、若い世代に最新の医療や命の大切さを学ぶ「ドクタービジット」が、長野県では初めて長野市の清泉女学院高校を会場として行われました。信州大学でガンが生まれるメカニズムなど分子腫瘍学を研究している谷口俊一郎教授を講師に迎えて、2年生約170人ががんについて学びました。


塩見 知司 氏

日本対がん協会常務理事・事務局長

 日本ではがんについて若いうちに学ぶ機会がありません。海外では教師や地域の大人が教えたりするのですが、日本ではなかなかそういう機会がありません。そのため、日本はがん大国となってもがん検診受診率が低くなっているので、小さいうちから教育をしてがんについて学び、おとなになってからがん検診を受ける、そして、がんの恐怖に打ち勝ちよい治療を受けられるようになればと思って実施しています。子どもたちに教えると言うことは、親にも教えることになるので効果を期待しています。


谷口 俊一郎 教授

信州大学大学院で分子腫瘍学を研究

 がんは早期発見で治る時代になっているので、定期的な診断が大切だと思います。あわせて今回の講義で、毎日の食生活や禁煙が大事であるというレベルから理解してもらえれば良かったと思います。