長野県では平成20年にがんに対する政策を作成し、様々な事業を展開してきました。高度な医療を行うがん診療連携拠点病院については、7カ所から8カ所に増やしました。さらに地域医療再生基金を活用して、県下21の医療機関に対して補助を出させいただいて医療機器の整備・手術室の整備などを実施してきました。さらに、がん診療にたずさわる医師のみなさんに対して、緩和ケアに関する研修会を実施し、800人以上の方に受講をしていただきました。がん診療連携拠点病院がない地域に対しては、がんに対する相談が出来るように、がん相談支援センターを県内4カ所の病院に設置いたしました。
1.がん相談支援センターの実施
2.緩和ケア
3.就労等社会的支援
以上の三つについて県も力を入れて取り組んでいきます。とくに、がん患者の新しい働き方を長野県も研究していきたいと思います。
相談支援の体制をいっそう充実させ、色々なニーズにしっかりと対応していくことが重要だと考えています。こうした取り組みを推進していくことで、がんにならないように、そして、がんになったとしても安心して医療が受けられる長野県にしていきたいと思っております。