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第13回放送 2012年12月21日 金曜日 18:55~19:00

小林良清(53歳) 長野県健康福祉部 健康長寿課長・医師

がんについて感じること

 長寿県と言われる長野県でも、がんによる死亡者数は年間約6,000人で、死因のトップ。推計では1万人以上の方が新にがんに罹っている。この様な状況で有りながら、一般の方のがんに対する意識が低いのが現状。県では2010年から「がん予防研究会」を実施。様々なイベントを通して、がん対策の啓発活動を行っている。
 学校・会社・地域の集まり何処でもいいが、県職員が出かけていって、多くの人にがんについての正しい知識を伝えたい。

がん検診受診率が低い日本人

 日本人はがん検診の受診率が外国と比べてとても低い状況です。長野県としては、予防のために検診をもっともっと進めることと、患者さんへの支援を進める事を三本柱として充実させていきたい。最終的にはがんに負けることが無い社会にしていきたい。そして、たとえがんに罹ったとしても明るく生活していけるような社会を目指したい。