1991年 子宮頸がん
1991年、子宮頸がんが発覚。自身の闘病経験を元に各地で講演・啓発活動を行っています。
仁科さんは、子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成を求める運動に積極的に参加。娘の仁美さんと共に、女性のがん検診の重要性を訴えている。
告知を受けたのは38歳の時だったのですが、私が癌なんて重い病気になるとは思ってもいませんでした。その当時は、癌=死というイメージでしたから、子供達もいたし参ったなという気持ちでした。とにかく、首から下が動かなくても良いから、意識があるようにしてくださいと先生にお願いをしました。
治療はフルコースというかデザートまで付いたというか、手術から術後の免疫を高める治療など可能な限りを行いました。そして、想像を絶する副作用もありましたし、今も副作用は残っています。
自分の体のことを知るために、検診を常に怠らないようにして欲しいと思います。体を30年、40年、50年使っていれば、知らないうちに壊れていてコロって逝ってしまうじゃないですか。自分の体を愛するという意味で、専門家の先生に任せて検査をしていただいて、自分の体がどうなっているかということを知る事が一番大切だと思います。
子宮がんの1つで、20代後半~40代前半の女性に多く、日本では年間約9,000人が発症している。
数多くあるがん中で子宮がんは、科学的根拠と確実性のある手段で治療ができるがんで、予防ワクチンもできています。女性として、妻として、母として、自分の体を守るために、予防ワクチンとがん検診を受けて欲しいです。