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第2回放送 2012年2月17日 金曜日 18:55~19:00

山田邦子(51歳)タレント

2007年 乳がん

2007年、テレビ番組がきっかけで乳がんが発覚。二回の手術を経てがんを摘出。乳がん検診の早期受診などを啓発するピンクリボン運動に積極的に取り組む。

【告知の瞬間】

 しゃれではないのですが、「ガーン」という感じ。やはりショックでした。でも先生が「大丈夫よ。早期だから。手術も簡単だし、早く見つかって良かったね。よかった。よかった。」と言って下さったので、間髪入れず、パッと元気になりました。

【検査で発見した3つの乳がん】

1ヶ月半ぐらい続いた検査で、3つのがん、左に2つ、右に1つのがんが見つかって、これは怖かった。もしかしたら全身にあるのではないかと思いましたが、これも先生がすぐに「全部調べましたけど3つだけでした。」と言ってくれたので、すぐに平気になりました。

【がんと向き合う】

 不思議なやまいなのこれ。こんなに「手術も大成功」「放射線治療も大成功」と言われても、わたしはまだがん患者なの。めんどくさいのよねこれ。でも、めんどくさくても、私のプロフィールに「がん」と入っちゃったのだから、もう、無しにできないのだから、しようが無いんです。だから、くさくさしないように、ニコニコしていければなって思っています。がん患者のみんなもたぶん、同じようなかんがえだと思います。
 あまりくよくよ考えないようにすることですかね。焦っちゃうんです、なんか。「もう命拾いしたんだから」とか「何年生き延びられるかしら」とか、そして、あれもやろう、これもやろうってオーバーワークになって倒れちゃったことがあるんです。だから、あせらないで、のんびりと構える。これですね。

【メッセージ】

 やはり、検診あるのみです。それしかないです。たばこを吸わない、お酒を飲まない人でも、肺がんや肝臓がんになるんですね。がんになるのは、「これをやったから」とか「これをやらなかったから」ということが何もない。だから、ほとんど自分ががんに罹っていると言うくらいの気持ちでいてもらいたい。そして、検診をあまり大事に考えないで、普通に調べるという気持ちで検診に行ってもらいたい。検診はすごく敷居が高いですよね。なんか面倒くさい、怖いとかみんな思っていると思いますが、楽な気持ちで、定期的に行って下さい。