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第1回放送 2012年1月17日 火曜日 18:55~19:00

鳥越俊太郎(71歳)ジャーナリスト

2005年 大腸がん
2007年 肺がん
2009年 肝臓がん

2005年、大腸がんが発覚。その後も肺や肝臓への転移が見つかり、4度の手術を受ける。
現在、がんに関する講演活動を積極的に行う。

【告知の瞬間】

 突然ではなかったですよね。自分である程度の予感がして、これは今回やられたかもしれないと、これは人間ドック行きましょうと、それで検便やったら「+」「+」と、やっぱりこれはやられているなと、それで内視鏡をやり、間違えがなかったという、こういうある程度の流れを踏んできたのですが、がんとわかった時も「やっぱりがんだったな」ということで、「あー、がんか」と呆然とした所もあったと思います。

【がんの特徴とがん検診】

 人間の体というのはまあ、痛みという信号をもっていて、体の悪い所があると痛みという信号を発して何処が悪いよと言うことを知らしてくれる。ところが、がんは痛まないです。がんになったからと言って痛みが出ないんです。だからわからないんです。がん検診は、痛みを発しないがんをこちらから見つけにいって、見つけてやるのががん検診なんです。なきゃないでいいでしょ。あるかないかを見つけるのががん検診。だから、がんの検診はちゃんとやりましょうと。

【メッセージ】

 僕は(大腸がんの)ステージ2と言われたんですけど、最終的には4になったんですね。肺転移していて。4期の大腸がんの人間でもこうやって、まあ、がんが見つかってから6年経ちますからね、6年経ってもこうやって元気に仕事ができるというそういう時代になったんですね。
 昔、がんと言ったらもうおしまいだと言われていたけど、いまはそういうことは無い。早めに見つけて、早く処置すればね、治りますよ、ということを皆さんに知っていただきたいと思います。