放送内容

テレメンタリー2024 森の探偵ととなりのクマたち

テレメンタリー2024 森の探偵ととなりのクマたち(2024年11月9日 土曜 午後3時30分)

2024年11月9日(土)午後3時30分 放送
再放送 2024年11月10日(日)あさ5時20分

出演:宮崎学(写真家)
ナレーション:草田敏彦(abnアナウンサー)

長野県の伊那谷を拠点に、様々な野生動物の写真や映像を撮影している宮崎学さん(75)。「自然界の報道写真家」として、普段見ることができない生き物の意外な姿を捉え、そこから人間社会の「イマ」を考察している。森を歩いて50年以上、わずかなヒントから被写体となる動物の動きを読むことから「森の探偵」とも呼ばれ、ワシやタカ、フクロウを始め小さなネズミや植物まで、その対象は生き物全般にわたる。

宮崎学(写真家)|テレメンタリー2024 森の探偵ととなりのクマたち
クマの写真|テレメンタリー2024 森の探偵ととなりのクマたち
クマの写真|テレメンタリー2024 森の探偵ととなりのクマたち
宮崎学(写真家)|テレメンタリー2024 森の探偵ととなりのクマたち

人里への出没が相次ぐツキノワグマもテーマのひとつ。宮崎さんが仕掛けたセンサーカメラは、人の目をかいくぐり、人里=人間の暮らしの近くに潜む「となりのクマたち」の姿を捉えている。森にポツンと置かれた宮崎さんの固定カメラ、その匂いをチェックし、人間の情報を得ようとするツキノワグマの姿が別のカメラに映っている。

クマたちは、日ごろからヒトを意識して暮らしているようだ。また、植林された森を巧みに利用するなど、人が作った環境の中でたくましく生きる様子が浮き彫りになる。人間社会とのぎりぎりのところで生きるその知恵は、母グマから子グマへと教えられ、代替わりするたびに大胆になっているのだという。

クマの写真|テレメンタリー2024 森の探偵ととなりのクマたち

宮崎さんは、最近、気になることがあるという。クマ・シカ・サル・イノシシなど様々な野生動物が「脚を失ったり、ケガをしている姿」で撮影されているのだ。その背景には何があるのか?そこから人間との危うい関係が浮かび上がる。宮崎学さんの撮影した映像や画像を通して見えてくる野生動物と人間との「イマ」とは?

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