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第26回放送 2013年12月20日 金曜日 18:55~19:00

大圃医師

 NTT東日本関東病院 内視鏡部 部長を務める大圃 研(オオハタ ケン)医師は、初期の消化器系がんの治療法として注目されるESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)のパイオニアの一人です。
 ESDとは、内視鏡の先端に装着した電気メスを使ってがんを一括切除するものです。実際に使われ始めてまだ10年ですが、患者の体にやさしい治療法として注目されています。

 ESDは、粘膜の近くに溜まり、リンパ節などに転移していない初期の消化器がんに対しては非常に有効な治療法ですが、残念ながら進行してしまったがんの治療には適していません。
だからこそ、がんを早期に発見するための「検診」が何よりも重要なのだと大圃医師は語ります。
 そして、いつかがんを克服できる日が来るのを信じて、日々の治療にあたりつつ、現在では後進の指導育成にも力を注いでいます。