abn 長野朝日放送

木曽の妻籠宿と馬籠宿（岐阜・中津川市）を結ぶ旧中山道が外国人観光客でごった返していると聞いて行ってきました。そのルートは海外で「サムライロード」と呼ばれているのだとか。

現地はまさに「木曽路はすべて山の中」。あいにく撮影当日は雨が降り続き、冬の足音は聞こえても観光客の足音は聞こえるかどうかという肌寒さ。森閑とした雰囲気に「本当にいるの？」と半信半疑でしたが噂は本当でした。

世界各国の旅人でにぎやかなこと。鎖国体制が続いた江戸の人たちに教えてあげたい光景でした。無料でお茶を提供している茶屋では日本製の電気ポットの使い方が分からず、撮影スタッフが代わりにお茶を入れてあげると、あっという間に長蛇の列。

その場で話しかけた女性はインドから前日に来日したばかり。聞けば初めての日本でひとり旅、妻籠宿までの同行撮影が許されました。

なぜサムライロードを歩くのか、力説する彼女に信州の魅力を教えてもらった気がしました。