マンガの人気キャラクター、葛飾区の派出所に勤務する「両さん」のセリフで「川でおぼれている時に算数が役に立つのか」というのがありました。
勉強嫌いのあまり飛び出した彼独特の極論ですが、今回お会いした「師匠」は野営の達人。つまり、野宿などワイルドな自然の中で生き抜く知恵をお持ちの方です。これなら両さんも教えを請いたいでしょう。
冬の八ヶ岳山麓で、命をつなぐためのたき火の極意を教えていただきました。実に画期的な番組に仕上がりました。詳しくは明かせませんが、冒頭の薪拾いから始まり、たき火の炎が勢いづくまでの「火を育てる様子」を時系列で見せているだけ。達人の所作一つひとつすべてに理由がある。何より、火が付いて炎が徐々に大きくなり、揺らめく様子を見ているだけで心が安らぐ不思議。
師匠のたき火料理は、ここだけの話、生焼けだったらどうしようと疑心暗鬼だったのですが、その結果は番組をご覧ください。