abn 長野朝日放送

「淀川茂重」という名前を初めて聞きました。大正時代に長野県師範学校で研究学級を受け持ち、現代の「総合的な学習の時間」にも通じる教育を実践した人物だそうです。

その淀川茂重が残した「児童の教育は、児童にたちかえり児童によって児童のうちに建設されなくてはならない。そとからではない、うちからである。児童のうちから構成さるべきものである。(途上：淀川茂重）」という言葉があり、その流れがこの小学校にもある。と校長先生が語ってくれました。チャイムが鳴らない、時間割もない。そんなユニークな取り組みを続ける市立伊那小学校が今回のテーマです。

コロナ禍ということで、いつもとは違う「アナウンサーなし、カメラマンなし」「ディレクターのカメラのみ」という体制で取材。いつもどおりの番組に仕上がるのか？という心配をよそに、元気でキラキラと輝く子どもたちと、その子どもたちと真剣に向き合う先生たちの姿が、そこには映し出されていました。子どもたちの気づきを大切にした教育現場のスゴヂカラです。