雨の日に欠かせない傘。使うと高確率でどこかに忘れてきてしまうため、最近はビニール傘しか使わなくなっていました。雨さえしのげれば…と思っていましたが、阿島傘の実力はそれだけにとどまりません。
上品で華やかな見た目は、不思議と背筋がピンとするんです。開くときの「バリバリッ」とした音に加え、雨粒をはじく音の心地良いこと!一本一本職人の手作りで、愛情が込められた傘は、使うのがもったいないくらいでした。
「使ってあげないと逆に傷んでしまう」と普段使いしているのは、喬木村の地域おこし協力隊・水谷槙さんです。自ら傘を作る傍ら、阿島傘の魅力をもっとアピールしたいと素敵な企画を仕掛けていました。信州の伝統工芸品とコラボレーションして新たな価値を生み出していたり、伝統的な茶室で阿島傘をライトアップしたり。思わずうっとりしてしまう空間は、映像越しでも伝わるはずです。
阿島傘だったら、絶対忘れないはず。ビニール傘、卒業できるかな。