abn 長野朝日放送

新しい年の始まりに改めて確認します。年度末で丸５年になるこの番組のコンセプトは「信州のスゴイ底力を発見発掘する」。私、肝に銘じております、のつもりです。今回の放送で２２２回目。不思議だなあ、今までどうして取り上げなかったのか。そう思えるテーマに遅まきながらトライしました。

それは飯田市の『水引』産業。生産量が日本全国のなんと７０％を誇ります。勿論全国シェア第１位。結婚式などのご祝儀袋が代表格です。鶴や松など縁起物を水引で造形。あの中には針金なんぞ一切入っておりませんぞ。紙です、水引は。どんなに引っ張っても簡単には切れません。

なぜ飯田で？なぜシェアが７割も？一体いつから？水引ってどんな意味？大相撲となにか関係があるの？いやいや疑問が噴出。どうぞ番組をご覧ください。それらの疑問、一発回答しますから。

世の中が変わり続ける中、伝統を守るのは至難の業。時代の大波に翻弄されながら、新規開拓に勤しむ人達。若き後継者が呟いた。「日本一がある町に住んでいるって凄くないですか」確かに。人と人を結ぶ水引。初春を寿ぐお話ですよ。