おぉ!信州人

おぉ!信州人

おぉ!信州人取材記

焼きそばといえば・・・

みなさん、焼きそばといえば、「ソース焼きそば」「あんかけ焼きそば」どちらが好きですか?

北信地域のみなさんに聞くと、圧倒的に「あんかけ派」が多いんですね。そんなあんかけ焼きそばのルーツを探るため、長野市出身の手相芸人・島田秀平さんと一緒に調査に乗り出しました。

島田さんにとっての焼きそばは、長野市にある「いむらや」の焼きそばです。ふと食べたくなる味、食べると「また頑張ろう」と思える味。それは学生の頃の思い出がいっぱい詰まった島田さんのソウルフードなんだそうです。

20121106_240x135島田さんに限らず、北信のみなさんは、焼きそばの話になると熱弁をふるい始めます。道行く人に話を聞いても、焼きそばにまつわる思い出話が次々と飛び出すのには驚きました。

あんかけ焼きそばには欠かせない「酢」と「からし」が一体になったものは、「酢がらし」なのか、はたまた「からし酢」なのか。「持ち帰り用の酢からしが 入っていなかった時にどれだけ落ち込んだか」とか、酢からしが入った袋のうまい開け方自慢など、焼きそばへの思いは、それはもう「愛」の域でした。

熊本県出身の私は今回のロケの前までソース焼きそば派でしたが、自分の焼きそば論を覆す数々の事実に出会い、今ではすっかり「あんかけ派」です。

島田さんとめぐった店にも、それぞれドラマがありました。苦労して店を立ち上げた初代の思いを引き継ぐめい姉妹、焼きそばによって人生を救われた女性、地元の学生を支えるために焼きそばを作り続ける親子など…。

そんな信州の「あんかけ焼きそば」のルーツをひもといたら、ある物語が隠れていました。番組をご覧になれば、おなかはすくかも知れませんが、きっと心は満腹になるはずです。