おぉ!信州人

おぉ!信州人

おぉ!信州人取材記

家族食堂2

今回の「おぉ!信州人」は家族食堂がテーマ。父から息子へ、はたまた親子何代にも渡って経営している、なんて食堂を皆さんもご存じでは?そんな食堂の物語をお届けします。

20140610お邪魔したのは長野市のラーメン店「ゆいが」。店に入れば出汁のいい香り。誘われるように次々とお客さんが来る繁盛店です。経営する田中崇志さんは、信州ラーメン四天王の一人。

父・田中清太郎さんと母・ひふみさん夫婦が中野市で経営する食堂「山どり」は、から揚げ定食など、安くてボリューム満点の店。2人は自分たちの年齢も忘れるほどがむしゃらに働き続けたそうです。

そんな両親に育てられた崇志さん。そもそも飲食店には全く興味がなかったとか。バンド活動をしながら悶々と将来を模索していた10代、偶然入った東京のラーメン店「春木屋」で食べた1杯のラーメンが崇志さんの人生を変えました。「信州でうまいラーメンを作りたい!」と思い、600ものラーメン店を食べ歩きました。理想のスープを作るため両親が営む店の厨房に通い、試作を繰り返 す日々。父親の清太郎さんは初めて息子のラーメンを食べた時、「他のラーメンは食べられないほどうまい」と思ったとのこと。

崇志さんの店にはいたるところに「感謝」の文字があります。「お客さんに気持ちを伝えているだけ」と本人は言いますが、それは常に感謝の言葉を口にする父親と同じ。両親の気持ちや働く姿勢、仕事への情熱も、しっかり息子へ受け継がれている気がします。

番組では、タレントのラッシャー板前さんが両親の店「山どり」へ。手相芸人の島田秀平さんと松坂彰久アナウンサーの珍コンビは佐久市「鳥忠食堂」と長野市「まんぷく堂」をリポート。さまざまな家族物語をとくとご賞味ください。