おぉ!信州人

おぉ!信州人

おぉ!信州人取材記

列車の中から

column01_240x320今、ハノイからフエに向かう列車の中でこの文章を書いています。先月24日に日本を出発した我々クルーは、ベトナムの首都ハノイで旅の序盤を終えました。異国の地で信州人を捜し出す使命を与えられ、41歳にしてバックパックひとつの旅です。ディレクターは制作費節減を理由に、1泊18ドルの安宿を用意してくれました。初めて訪れた私は、そのエネルギッシュな朝にまず度肝を抜かれました。朝は外から鳴り響くクラクション音が目覚まし代わりです。壁が薄くて音が筒抜けなのです。ベトナム名物のオートバイ群、そのオートバイの流れを縫うように信号のない道路を横断していく人たち。私も最初は恐怖のあまり、ベトナム人を盾にして横断していましたが、ようやく一人でも渡れるようになりました。まさに「習うより慣れろ」です。あてのない旅でしたが収穫はありました。信州からこちらへ進出している企業、信州にかつて滞在していたベトナム人女性、ベトナム戦争で使用された枯れ葉剤の影響で障害を抱えた人たちを支援しようとする信州人、すでに様々な出会いがありました。さっき、列車で一緒になったイギリス人のバックパッカーは「4日もいたら十分だな」とベトナムの印象を話していましたが、私の旅はまだまだ始まったばかり。信州人探しますよ!