おぉ!信州人

おぉ!信州人

おぉ!信州人取材記

ベトナムで気をつけるのは・・・

日本を発つ前に様々な人からもらった助言で最も多かったのが「ベトナムでは水と女に気をつけろ」。おかげさまで無難に過ごしてきました。ただし、ホーチミンに入るまでは…。(ちょっと汚い話ですが…お食事中の方にはすみません)
column03_240x320 ベトナム生活9日目の朝のことです。統一鉄道で16時間を超える移動の末、サイゴン駅に降り立ったわれわれでしたが、どうも腹の具合がおかしい。その前に列車で2回トイレに行きましたが、完全におなかをこわしていました。
 列車のトイレは恐ろしく汚くて吐き気までもよおす始末。駅ならよかろうとサイゴン駅で再び個室トイレに入ってみて息をのんだ…というより、息を止めました。そこは壮絶な世界でした。腰を下ろそうにもまず便座がない。仕方なく私は中腰(いわゆる『空気いす』)で太ももをプルプルさせながら用を足しました。オレは、オレはいったい…。幸い、翌日には復調しましたが「ベトナムのトイレは汚いですから驚かないで」と信州在住のベトナム人女性からも言われていたことを思い出しました。水にあたったとも思えないんです。飲む水はすべてミネラルウオーターでしたし、食べ物も思い当たるものは全くなく…私のデリケートな性格が災いしたのでしょうか。
 それから女性にまつわるエピソードでは「きれいなオカマに注意」とベトナム暮らしが長い信州人から言われました。きれいなオカマの皆さんは色仕掛けで近寄ってきて甘い言葉をささやき、男性の急所をいきなりつかむ。すきが生まれたところで財布を盗まれる、というのです。以来、我々取材班は一見きれいな女性でものどぼとけがあるかどうか確認するようにしています。