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出水期前に…2019年に台風被害の地域で水防点検

2019年に台風による増水で千曲川の堤防が決壊し、浸水被害を受けた長野市の被災地で、出水期を前にした水防点検が行われました。

■国交省千曲川河川事務所中野出張所長 坂正敏所長
「ここ、堤防をずっと、東日本台風から施工させていただいて、こちら完成しています」
長野市穂保の千曲川の堤防に、市の職員や消防団員、地元の区長など約30人が集まり、説明を受けました。
この場所は2019年10月13日、台風19号による大雨で増水した千曲川の水があふれ、堤防が決壊した場所です。
周辺一帯では去年、コンクリートで補強された「粘り強い河川堤防」の工事が完了。水防倉庫も新しく建てられました。中を確認すると…ビニール製のパイプがありました。

■国交省千曲川河川事務所 酒向秀典副所長
「(Q.これ何に使うんですか?)これですね・・・水があふれ出るとよくないので、ここから水をヒューっと出して」

このパイプは河川が増水し、堤防の裏側に水があふれだした時、土のうを積み上げて漏水を抑える「月の輪工法」で使います。
長沼地区の千曲川沿いは、国が指定するAランクの重要水防箇所。堤防が完成した今もなお洪水の危険が高く、こうした巡視・点検を定期的に行うことが必要とされています。

■国交省千曲川河川事務所 酒向秀典副所長
「粘り強い堤防も完成して、安全度は前と比べてアップしていると思います。ただ、予想せぬ水位上昇とかもありますので、それに向けてどのような水防ができるかを改めて確認していただくというのが大きなポイントかと思っています」

毎年この時期に開かれている水防点検。雨の多い季節を前に、災害への備えを確認しました。