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公立小学校の給食費が無償化へ 自治体の現場は…

物価高が続く中、4月から国による公立小学校の給食費の支援が始まります。国は当初「無償化」を掲げていたものの、県内多くの自治体では、補助額だけでは賄いきれないのが現状です。

■5年生
「(Q.みんな給食好き?)まぁ、日によって。サラダにのりが入っていて、梅も入っているやつが好きです」「カレーですね、カレー」「キムチ汁とか」

子どもたちの成長に欠かせない学校給食。長野市では4月から、小学校低学年で月額6345円、高学年で月額6727円かかりますが…。

■中野リポ
「長野市では来年度、公立小学校の学校給食が実質無償化されます」

国が示した補助の基準額は、児童一人当たり月額5200円。これに対し、県の2024年度の平均は5600~5700円で基準額を上回っています。
長野市の場合、実際の給食費との差額がおよそ1100円~1500円となりますが、これを市が独自で負担することにしました。

■長野市教育委員会事務局保健給食課 山口恭司さん
「子育て世帯の負担軽減を進めるべきだろうという考え方の中で」

市の負担額は年間2億4000万円で、一般財源から支出するということです。旬の食材を使い、地産地消を大切にしている長野市。

■長野市第一給食センター下崎優香栄養教諭
「ちょっと予算抑えたいなって時に、糸かまぼこを減らして野菜を増やすとか」

食材費が高騰する中、限られた予算で給食の質や量が落ちてはならないと、給食センターも工夫しています。

■長野市第一給食センター下崎優香栄養教諭
「来年度4月からも、食材単価が上がっていく食材が多いので、引き続き肉の部位を鶏モモ肉をムネに切り替えたり、乾物を例えば氷豆腐や寒天を使って地域食材のものを使いながら低予算で抑える。長野県産の大豆を使うことも結構頻度が高いですけど、大豆を使って栄養量を確保しつつ、おいしい献立を考えたりしている」

学校給食の実質無償化…。学校側は―。

■南部小学校 隅崎俊哉教頭
「全体を見た場合にっていうことではコメントは難しいが、保護者の方が経済的な部分で苦しい思いをしてらっしゃるところに対しての手立てとしてはありがたいし、家の人が気持ちのゆとりが出てくると、教育の方も充実していくかなという期待感はある」

給食費の無償化は、自治体によっては国の補助額を上回る分について保護者が負担するケースもあります。公平性をどう担保するか、今後の課題となりそうです。

■5年生
「6年生になっても給食食べて頑張るぞー!」