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コロナ後遺症の女性が知事と面会 伝えたい思いは…

新型コロナ後遺症と診断され今も体が動かない岡谷市の女性が、初めて阿部知事と面会しました。社会や行政に今、彼女が伝えたいことは―。

■山田幸奈さん
「まだ動けないの?と世間から冷たい目で見られる、この先どうなるか分からない。真っ暗なトンネルにいる私たちはどうすれば良いんでしょうか?助けてください」

そう阿部知事に伝えたのは岡谷市に住む山田幸奈さん。2022年9月、高校2年生の時に新型コロナに感染。医師から「新型コロナ後遺症」と診断され、首から下が動かず、においや味を感じることもできません。
現在も一日の大半をベッドで過ごしています。

■阿部知事
「一体この病気はどういう病気なのか分からないという人たちの不安は大変なものであると思っている。きょうは問題意識を共有させていただければありがたい」

今回の面会は母・笑子さんが県に依頼し実現。家族3人で新型コロナ後遺症に対する支援の確立を要望しました。

■父・博章さん
「東京の医療機関では、長野県から通院している患者さんが多数いると言っていた。県内にコロナ後遺症の専門医・専門外来がないので、県外受診せざる得ない状況」

要望書には、医療体制の拡充やオンライン診療の公費負担化などのほかに、後遺症発症後に学業を続けられる体制を整えてほしいと盛り込まれています。そして…

■母・笑子さん
「外に出た時にいきなりスマホ向けられて、コロナ撒き散らかすな、出歩くなと、本当に動けないことを笑われながら言われて…この子、その時初めて涙を流した」

新型コロナの後遺症で悩む人への偏見をなくすよう理解を訴えました。

■山田幸奈さん
「今後、コロナ後遺症で苦しんでいる人が全員が治っていけるような制度とかができるといいなと思って(伝えた)。動けるようになったら働きたいし、友達や家族とお出かけにも行きたいし、色んなことをしたいです」

■父・博章さん
「知事が汲んで頂いたと捉えている、そこがまず一歩かな。少なからず、今停滞している状態よりは先に進めることが出来るのではないかと希望を持っている」