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廃止バスに代わる市バス 長野市地域交通会議で説明

2026年3月に廃止される長野市のバス路線について市や住民、業者などでつくる会議が開かれ市営バスとして運行される後も、運賃を、現在と同じ料金体系とすることが発表されました。

■市担当者
「労働時間の規制により、限られた運転手での対応となるため最終便の時刻を繰り下げることは現状では困難ですが需要により検討していきます」

今回の会議で、議論の対象となったのは来年3月にアルピコ交通が廃止する鬼無里(きなさ)線・高府(たかふ)線・新町大原橋(しんまちおおはらばし)線の3路線です。

代替案として4月以降は市営バスとして運行されることが決まっています。市バス鬼無里線は、マイクロバス。市バス高府線と新町大原橋線は沿線に高校があることなどから中型バスでの運行を予定しています。いずれも運行は週5日平日のみです。

市への意見ではー。

■市担当者
「土休祝日の運行のご要望ですが限られた運転手での対応となるため運行は困難な状況です」

運賃も4月以降、現在と同じ料金体系とすることが決まりました。一方で、定期券については現状より大幅に安くなるよう設定したということです。長野駅・中条間の例では通勤・通学ともに1カ月定期で、それぞれ1万円ほど安くなります。

3路線は3月の運行テストを経て4月から運行が始まるということです。