abn 長野朝日放送

来年4月から16歳以上の自転車の交通違反にも「青切符」の制度が開始されます。小諸市の高校生が啓発活動を行いました。

■小諸商業高校・生徒会役員
「自転車に乗る際は安全に乗ってください」「生きて帰るまでが青春なので」

9日朝、小諸商業高校の生徒会役員が小諸警察署の署員などと、自転車の安全運転を啓発するチラシを配りました。そこに書かれていたのは「青切符適用」の文字。
来年4月から、交通反則切符・青切符の対象が16歳以上の自転車の違反にも拡大されます。
この交通反則通告制度は、違反者が反則金を納付すれば刑事罰を科さないという比較的軽微な交通違反に適用される制度です。
例えば、スマホなどを使用しながら運転する「ながら運転」は反則金1万2000円。信号無視や車道の右側通行は反則金6000円。一時不停止は反則金5000円などとなっています。

■小諸警察署　山岸久美子交通課長
「自転車は車と一緒ということで、ルールを確認して守れるように呼びかけていきたい」
一方で、生徒からはこんな声も聞かれました。

■小諸商業高校1年
「今の道路の整備が自転車を運転している人にとって厳しいので、道路の整備をしっかりしてほしい」

反則の対象となる自転車の違反行為は、傘さし運転やイヤホンを装着した状態での運転、無灯火、他の自転車との並走など100種類以上に上ります。
警察は自転車の交通ルールの確認を呼び掛けています。