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国交省が千曲川でクマの隠れ場所をなくす取り組み

冬眠に入る時期になってもクマの出没が相次いでいます。異例の事態を受け国交省は、千曲川で初めてクマの隠れ場所をなくす対策を進めています。

■吉田一平アナウンサーリポート
「千曲川河川敷には多くの草木が生い茂っています」

今年、クマによる人身被害が相次いだ飯山市…5月には、市内を流れる千曲川の中州でクマ1頭が発見されました。
11月はクマが冬眠に入る時期とされていますが、県内ではいまだに出没が相次いでいます。
そこで、国交省・千曲川河川事務所は11月21日から、飯山市の要望を受けクマの隠れ場所になりやすい河川敷で雑草の踏み倒しや樹木の伐採を進めています。

■作業員
「朝はこれで音を鳴らして(クマが)いないか確認している」

作業員は、クマ撃退スプレーやクマ鈴などを携帯して安全を確保しながら対応に当たっていました。

■千曲川河川事務所・三上博武中野出張所長
「クマ対策としては初めて。(流域)住民の方々の不安を解消する」

クマ対策としての千曲川河川敷の整備は、雪が降るまで最大限実施するということです。