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松本市の宿泊施設で冬支度 恒例の野沢菜漬け作業

松本市の宿泊施設で冬支度が始まりました。従業員が力を合わせ毎年恒例の「野沢菜漬け」作りです。

松本市の「美ヶ原温泉翔峰」で野沢菜漬けの仕込み作業が今年も始まりました。27日と28日の2日間、従業員が市内で取れた約300キロの野沢菜を、塩洗いから漬け込みまで行います。

■従業員
「しんどいです。ははは…大変ですね、でも楽しいですよ。長野県といえば野沢菜なので、それを翔峰特製ということで」

美ケ原温泉翔峰の野沢菜漬け作りは、信州の郷土食を手作りならではの温かさとおいしさで味わってもらいたいと『おかみ』が始めたもの。10年以上続く初冬の恒例行事です。

■美ケ原温泉翔峰 女将 内城良子さん
「お味は甘辛くて、一瞬食べると甘いかな?辛いかな?しょっぱいかな?みたいな味なんです。(食べるのを)すごく楽しみにしてくださっているお客さんがいるもんですから、それから継続してきている」

27日は葉落としや塩漬けする作業を行いました。
28日は、一晩寝かせた野沢菜をザラメがたっぷり入った酢や和がらし、たまり醤油などで味付けします。
完成した野沢菜漬けは12月中旬から3月ごろまでの期間限定で、宿泊客の夕食時に提供されるということです。