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「うつぶせ寝」防止!中野市の保育園でAI導入

うつぶせ寝をするとAIが自動検知!中野市の保育園では、乳児の突然死症候群を防ぐための「おひるねセンサー」が導入されています。

■大槻瞳アナウンサーリポート
「0歳の赤ちゃんがすやすや寝ていますが…うつぶせになった場合は、あちらの天井にあるセンサーが検知します。」

検知したらタブレットに、どの乳児がうつぶせになっているか通知されます。
9月から中野市の全公立保育園の0歳児保育室に導入されたおひるねセンサー「ベビモニ」です。

■さくら保育園0歳児担任 松島理実保育士
「子どもが向いている向きをベビモニが感知して、顔の向きを表示してある。うつ伏せになるとアラート音が鳴って、ここにその子の名前が出て矢印も下向きになるので、音が鳴ったら態勢立て直したり様子を確認して」

カメラが乳児の顔の向きを認識。1台で10人ほどを見守ることができます。

■ベビモニを開発したEMCヘルスケア 大槻茂さん
「うつぶせ寝は突然死症候群になる可能性があるので、普通は保育士さんが仰向けに直すわけだけど、気づかない時もありますよね。そういう時のためにこのベビモニがアラートを鳴らしてくれる」

保育園では通常、乳幼児突然死症候群や窒息死を防ぐため5分から10分おきに呼吸や姿勢などを確認し記録をしています。今回はそうした保育士の負担を軽減しようと、子育て支援やDX推進に力を入れる中野市がNTT東日本長野支店と協力し導入に至りました。

■さくら保育園0歳児担任 阿部香帆保育士
「今まで目視だけだったので、もちろん今もしているけれど、やっぱり多くの目で見られた方が安心感にはすごくつながる。子どもたち安全に安心して保育園で生活していくためにすごくありがたいと思う」

AIの力も借りながら子どもの命を守ります。