県内初開催 環境省による緊急銃猟の訓練
クマの出没が相次ぐ中、環境省による緊急銃猟の訓練が県内で初めて飯山市で開催されました。訓練に参加した市長からは「実施するのは極めて困難」という声も聞かれました。
■吉田一平アナウンサーリポート
「今回の訓練には、県内外から100人以上の見学者も集まりました。緊急銃猟への関心の高さがうかがえます」
飯山市で開かれた環境省主催の緊急銃猟の訓練は、クマの人身被害が相次いだ北海道や秋田県などにつづいて全国5カ所目で、県内では初めて開催されました。
■飯山市職員
「通行禁止制限および避難指示の準備を行います。警察の方は…」
飯山市内の農地にクマ1頭が現れた想定で、市が中心となり警察や県と連携して安全を確保する手順などを確認しました。
■飯山市職員
「農地管理者につきましては、早急に特定することが困難であります。…承知しました。
それであれば、農地への立ち入りについては事後報告とします」
訓練は現実味のあるもので、特例的な対応も盛り込まれました。
■吉田一平アナウンサーリポート
「猟友会のメンバーなど、捕獲者を乗せた車が到着しました」
緊急銃猟は、改正鳥獣保護管理法の9月の施行以降、人の日常生活圏にクマやイノシシが出た際、一定の条件を満たせば可能になりました。捕獲者は、周囲に人がいないことなどを最終確認するとクマを駆除します。
ただ、実際には、中止ということも十分あり得ます。
最終的な判断は市町村長に委ねられていて、訓練に参加した飯山市長は…
■飯山市・江沢岸生市長
「緊急銃猟は街なかの想定ですよね。こういう所の想定じゃないですよね。大事なことは、まず一般の人を避難させること。だけど、避難しようとする人にクマが襲っていくかもしれない。どういう判断したら良いかというのは限りない選択肢がある。それくらい難しいんですよ。未熟な法律じゃないかと」
訓練は重要だとしつつも、実際には様々な事態を想定して判断するのは極めて困難だと話しました。
■環境省・鳥獣保護管理室 高瀬裕貴室長補佐
「これ(緊急銃猟の法整備)を急いだ背景には、今年の秋に何としても間に合わせたいという我々の強い意思があった。他方で準備が整っていない自治体もあると認識している。
そういった自治体には訓練を重ねていってもらうことによって、安心した状態で対応できるようになっていってもらう」
環境省によりますと、緊急銃猟は6日までに全国で13件実施されています。
■吉田一平アナウンサーリポート
「今回の訓練には、県内外から100人以上の見学者も集まりました。緊急銃猟への関心の高さがうかがえます」
飯山市で開かれた環境省主催の緊急銃猟の訓練は、クマの人身被害が相次いだ北海道や秋田県などにつづいて全国5カ所目で、県内では初めて開催されました。
■飯山市職員
「通行禁止制限および避難指示の準備を行います。警察の方は…」
飯山市内の農地にクマ1頭が現れた想定で、市が中心となり警察や県と連携して安全を確保する手順などを確認しました。
■飯山市職員
「農地管理者につきましては、早急に特定することが困難であります。…承知しました。
それであれば、農地への立ち入りについては事後報告とします」
訓練は現実味のあるもので、特例的な対応も盛り込まれました。
■吉田一平アナウンサーリポート
「猟友会のメンバーなど、捕獲者を乗せた車が到着しました」
緊急銃猟は、改正鳥獣保護管理法の9月の施行以降、人の日常生活圏にクマやイノシシが出た際、一定の条件を満たせば可能になりました。捕獲者は、周囲に人がいないことなどを最終確認するとクマを駆除します。
ただ、実際には、中止ということも十分あり得ます。
最終的な判断は市町村長に委ねられていて、訓練に参加した飯山市長は…
■飯山市・江沢岸生市長
「緊急銃猟は街なかの想定ですよね。こういう所の想定じゃないですよね。大事なことは、まず一般の人を避難させること。だけど、避難しようとする人にクマが襲っていくかもしれない。どういう判断したら良いかというのは限りない選択肢がある。それくらい難しいんですよ。未熟な法律じゃないかと」
訓練は重要だとしつつも、実際には様々な事態を想定して判断するのは極めて困難だと話しました。
■環境省・鳥獣保護管理室 高瀬裕貴室長補佐
「これ(緊急銃猟の法整備)を急いだ背景には、今年の秋に何としても間に合わせたいという我々の強い意思があった。他方で準備が整っていない自治体もあると認識している。
そういった自治体には訓練を重ねていってもらうことによって、安心した状態で対応できるようになっていってもらう」
環境省によりますと、緊急銃猟は6日までに全国で13件実施されています。