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「フェーズが変わった」クマ対策に阿部知事も危機感

県は来週14日に阿部知事をトップとするクマ対策本部を設置します。阿部知事は会見で、今後、県警と連携していく考えを示しました。

■阿部知事
「クマ対策はフェーズ(局面)が変わって、人の生命・身体をどう守るかということが最重要のテーマに」

県内でも市街地などでクマの出没が相次ぐ中、県は14日に対策本部を設置します。
今年度のクマによる人身被害は10件15人で、昨年度と比較すると年度途中ですが、被害人数は上回っています。

■阿部知事
「人材の確保、ゾーニング(本来の生息域に戻す)の在り方、緊急銃猟制度もできたが、市街地にクマが出没した際の対応、こうしたことに万全を期していかなければいけない」
13日からは、警察官によるライフル銃を使ったクマの駆除も可能になります。

■阿部知事
「県警とも連携しなくてはいけない部分もある。そういう意味では、全庁を挙げて対応しなければいけない状況」

対策本部では「人を守る」ことに重点を置いて議論が進められる見通しです。