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甲信越で唯一 相澤病院の陽子線治療センター休止へ

松本市の相澤病院は来年3月末で陽子線治療センターを休止すると発表しました。
2014年の開設以来、赤字が続き稼働が困難になったということです。

松本市にある相澤病院の陽子線治療センターは2014年に開設されました。
甲信越地方で唯一の設備で、前立腺がんなど、延べ1241例を治療してきましたが、陽子線治療報酬の単価は運営費用との乖離が大きく、開設以来赤字が続いていました。

全国的にも多くの病院で厳しい経営状態が続く中、より多くの地域住民に必要性の高い医療を提供していくためには、選択が不可欠とし休止することを決めました。

前立腺がんの新規受け付けは既に終了していて、それ以外の新規受け付けは12月25日で終了します。

陽子線治療後の経過観察は当面外来診療で継続し、来年4月以降は患者と話し合って対応していきたいとしています。