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【検察側が死刑求刑】中野市4人殺害事件 論告公判

長野県中野市で2023年、散歩中の女性2人と警察官2人が殺害された事件の裁判員裁判で、検察側は被告の死刑を求刑しました。

殺人などの罪に問われている青木政憲被告(34)は、これまで一貫して黙秘を続けています。

裁判で、被害者参加制度を用いて意見を述べた遺族らは、涙ながらに死刑や厳罰を求めました。

弁護側は、統合失調症による心神耗弱状態での犯行だと主張してきました。

しかし、検察側は論告で、「妄想症を考慮したとしても意思決定をしたのは被告本人」「結果は誠に重大で、他に類を見ないほど悪質な犯行」などとして、死刑を求刑しました。

弁護側による弁論は、26日に行われ、判決は10月14日に言い渡される予定です。