中野市男女4人殺害事件 被告の両親が証言
中野市でおととし、警察官を含む男女4人が殺害された事件の裁判員裁判で、被告の両親が事件当時の状況や会話などについて証言しました。
「私は、息子の緊迫した様子を見て、息子は撃ち殺されると思った。自分が近くにいれば撃ち殺されないだろうと」と、事件当時の状況を証言した被告の母親。
殺人などの罪に問われている中野市の農業青木政憲被告(34)。
起訴状などによりますと、青木被告はおととし5月、散歩中の女性2人と駆け付けた警察官2人をナイフや猟銃で殺害した罪などに問われています。
4日の初公判で青木被告は黙秘し、起訴内容についての認否を明らかにしていません。
5日は事件当時の状況などを巡り、青木被告の両親が証言台に立ちました。
被告の母親は「私は息子の緊迫した様子を見て、息子は撃ち殺されると思った、息子を守ってあげたいと思い、自分が近くにいれば撃ち殺されないだろうと」当時の被告との会話についても証言しました。
「『人を殺(あや)めて、責任を取れることはない、母さんを撃ってくれ』と話した。
息子は『それはできない』と」
一方、弁護側は事件以前から被告が「ぼっち」と言われていると訴え、人に会うことを避けていたことなどについて質問。
「人に会いたくないんだな」「大学時代のネットいじめ、『ぼっちぼっち』と言われたトラウマが消えないんだなと」「心の病だと思ったが、認識が薄かった」
また、午後には被告の父親も証言台に。
検察からなぜ通院しなかったのかとの問いに対し「妄想・幻覚以外は知的でしっかりしていたので家族の愛情で治ると思った」と証言。
一方、弁護側の質問には「小学校4・5年くらいから目を合わせられなくなっていた」などと話しました。
「私は、息子の緊迫した様子を見て、息子は撃ち殺されると思った。自分が近くにいれば撃ち殺されないだろうと」と、事件当時の状況を証言した被告の母親。
殺人などの罪に問われている中野市の農業青木政憲被告(34)。
起訴状などによりますと、青木被告はおととし5月、散歩中の女性2人と駆け付けた警察官2人をナイフや猟銃で殺害した罪などに問われています。
4日の初公判で青木被告は黙秘し、起訴内容についての認否を明らかにしていません。
5日は事件当時の状況などを巡り、青木被告の両親が証言台に立ちました。
被告の母親は「私は息子の緊迫した様子を見て、息子は撃ち殺されると思った、息子を守ってあげたいと思い、自分が近くにいれば撃ち殺されないだろうと」当時の被告との会話についても証言しました。
「『人を殺(あや)めて、責任を取れることはない、母さんを撃ってくれ』と話した。
息子は『それはできない』と」
一方、弁護側は事件以前から被告が「ぼっち」と言われていると訴え、人に会うことを避けていたことなどについて質問。
「人に会いたくないんだな」「大学時代のネットいじめ、『ぼっちぼっち』と言われたトラウマが消えないんだなと」「心の病だと思ったが、認識が薄かった」
また、午後には被告の父親も証言台に。
検察からなぜ通院しなかったのかとの問いに対し「妄想・幻覚以外は知的でしっかりしていたので家族の愛情で治ると思った」と証言。
一方、弁護側の質問には「小学校4・5年くらいから目を合わせられなくなっていた」などと話しました。