大町市の競売入札妨害 職員と社長の裁判は即日結審
大町市の市立図書館のLED照明工事を巡り、入札情報を漏らしたとされた市職員と入札した元社長の裁判が長野地裁で始まりました。2人はいずれも容疑を認め、裁判は即日結審しました。
公契約関係競売入札妨害の罪などに問われたのは大町市職員の牛越秀仁被告(57)と、神奈川県に本社を置く信光実業の当時の社長で大町市の会社員菅沢浩也被告(65)です。
起訴状によりますと去年12月、大町市立図書館の照明LED工事の一般競争入札で、牛越被告が菅沢被告に携帯電話のメッセージ機能で、予定価格に近い金額を教えて落札させたとされています。
21日の初公判で2人はいずれも容疑を認めました。
被告人質問で両被告は同じ地区に住み、菅沢被告が監督のソフトボールクラブで親交があったとして、牛越被告は「菅沢さんとの関係性で断る言葉が見つからなかった」とした上で「市の信用を失墜させ申し訳ない」などと述べました。
検察側は牛越被告に対して「断りづらいという安易な理由で予定価格の近似値を教えた」などとして懲役1年6カ月を、菅沢被告に対して懲役1年を求刑しました。
一方、弁護側は牛越被告に対して「金銭などの見返りは無く予定価格そのものは伝えていない」。また菅沢被告に対して「贈賄や利益提供はなく役員を辞めるなど社会的制裁を受けている」などとしてそれぞれ罰金刑と執行猶予付きの判決を求めました。
裁判は即日結審して判決は10月16日に言い渡されます。
公契約関係競売入札妨害の罪などに問われたのは大町市職員の牛越秀仁被告(57)と、神奈川県に本社を置く信光実業の当時の社長で大町市の会社員菅沢浩也被告(65)です。
起訴状によりますと去年12月、大町市立図書館の照明LED工事の一般競争入札で、牛越被告が菅沢被告に携帯電話のメッセージ機能で、予定価格に近い金額を教えて落札させたとされています。
21日の初公判で2人はいずれも容疑を認めました。
被告人質問で両被告は同じ地区に住み、菅沢被告が監督のソフトボールクラブで親交があったとして、牛越被告は「菅沢さんとの関係性で断る言葉が見つからなかった」とした上で「市の信用を失墜させ申し訳ない」などと述べました。
検察側は牛越被告に対して「断りづらいという安易な理由で予定価格の近似値を教えた」などとして懲役1年6カ月を、菅沢被告に対して懲役1年を求刑しました。
一方、弁護側は牛越被告に対して「金銭などの見返りは無く予定価格そのものは伝えていない」。また菅沢被告に対して「贈賄や利益提供はなく役員を辞めるなど社会的制裁を受けている」などとしてそれぞれ罰金刑と執行猶予付きの判決を求めました。
裁判は即日結審して判決は10月16日に言い渡されます。