abn 長野朝日放送

佐久市でラジコン式の草刈り機の実演会が開かれました。
遠隔操作による作業の効率化や安全性が期待されています。

斜面を登り、勢いよく草を刈っていきます。
普通の草刈り機とは少し違う、ラジコン式の草刈り機です。
遠隔で操作できるため、人が入りにくい斜面や耕作放棄地でも利用できます。
佐久市で開かれた実演会には約50人が参加し、草刈り機の操作を見学・体験しました。

■参加者
「斜面でも刈ることができるので、すごい使いやすいですね」

ラジコン式の草刈り機に期待されるのは・・・

■佐久市経済部農政課　青柳孝行課長
「その場で立ったまま操作できるということで、作業者の負担軽減になっていく。作業効率を上げるというところも狙っているところです」

農地などの草刈りを担当する人材が不足しているうえ、この時期の屋外での作業は熱中症のリスクも。
離れた場所から、簡単に操作できることがラジコン式草刈り機のメリットだといいます。
さらに、メリットは他にも。

■アテックス営業本部　上田拓人さん
「今は事故、けがが多くてですね、安全にというところでですね。遠隔、離れた場所で操作できるので、そういったところは需要が増えてきてますね」

8月18日には坂城町で作業中に草刈り機が横転し、男性が下敷きとなって死亡する事故がありました。
ラジコン式草刈り機は作業の効率化だけでなく、安全性の確保も期待されています。