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上田市の寺で平和の鐘 戦後80年の祈り

戦争の記憶を忘れずに伝え続けようと、上田市の寺では平和を訴える鐘の音が響きました。

15日正午を迎えると、訪れた人が鐘を打ち鳴らし手を合わせました。
上田市の大輪寺で開かれた「平和の鐘の打鍾会」。
平和や憲法を守る活動に取り組む団体が開催し、今年で20回目です。

■上田市内女性(60代)
「誰もが戦争を嫌だと思っている。何より(戦争を)忘れない、つないでいくというのはとても大事なことだと思っています」

■上田市内女性(80代)
「戦争は小学校の頃でしたので、それを忘れないことと、平和な世の中が続きますようにと祈りながら鐘をついています」

大輪寺の鐘は戦時中、金属の供出で一度失われ、現在の物は1964年に設置されました。

■非核・平和・憲法を護る上小の会・林博信会長(71)
「戦後80年、被爆80年という中で、まだ戦火がやまない。なぜ戦争に至ったかということを深く考えて、今後戦争を起こさない、間違えたことを改めて平和に仲良く暮らしていくということを求めたいと思いますね」

戦後80年の15日、上田市では4つの寺が平和を願って一斉に鐘を打ち鳴らしました。