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長野赤十字病院 月1回の小児循環器外来がスタート

長野市にある長野赤十字病院に、子どもの心疾患などを扱う小児循環器外来が新しく、開設されました。

長野赤十字病院は専門の医師の派遣を受け、子どもの心疾患などを扱う小児循環器外来を、12日から月1回の頻度で開設します。

専門性が高いという小児循環器医療。
これまで県内では、安曇野市の県立こども病院に診療体制が集約されていました。
そのため、北信地域では診察を受けるにもアクセスが課題となっていました。

今後は、県立こども病院の専門医の診察が、長野赤十字病院でも定期的に受けられるようになります。

■県立こども病院循環器小児科・瀧聞浄宏 医師
「今まで、遠くから患者に来てもらってたんですけど、こっちからも、患者さんとのコネクションを作って、子ども病院の医療を広く、より良い形で提供したいと考えています」
県立こども病院で、既に治療を受けていて定期的な診察が必要な患者や、地域の医療機関から紹介を受けた患者などの診察を受け入れます。
本格的な治療が必要と判断された場合は、県立こども病院に引き継がれます。

■長野赤十字病院第一小児科・小林法元 医師
「本当に患者さんの利便性という面でも、ありがたいことだと思いますし、我々医師の面からも非常に高い技術を間近で見れる、良い機会をいただいたと思います」

医師、ひいては患者にもつながるメリットも。
今回の取り組みは、長野赤十字病院の小児科の医師が、専門性の高い医療を学ぶ貴重な機会にもなるといいます。
月1回の小児循環器外来は、来月は、2日に開設される予定です。