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異業種研修で教諭が見つけた成長のヒント

夏休み期間を利用して高校教諭が異業種に挑戦しました。普段とは違う環境で視野を広げるのが狙いです。

ディスプレイを整えたり商品をきれいにしたり。手慣れた様子に見えますが、実は初体験です。

■上田東高校・小林高彰教諭(38)
「自分の人生でこんな経験は無いなと」

普段は上田東高校で数学を教えている小林高彰教諭(38)。県教育員会が実施している社会体験研修で接客に挑戦しました。

採用から10年目以上になる中堅教諭に対し、視野を広げることを目的に研修を行っています。
受け入れ先は、住宅の窓ガラスや玄関ドアなどの販売・取り付けを担う「あけぼの通商」です。

■あけぼの通商 近江朋秀社長
「生徒さんとかPTAの方ともコミュニケーションが取りやすくなるのかなということで、多少は勉強になればなと」

上田市内のスーパーで開かれた展示会。商品説明の練習では…

■上田東高校・小林高彰教諭(38)
「この雨戸は、雨戸を閉めた状態でも風が通せる。きのう本社で商品の説明を聞いて、それの聞きかじりです」

■「こんにちは~」

早速、客がやってきました。いざ、本番です!

■客
「普通の窓は開けといたら防犯にならないので」
■小林教諭
「こちらだったら鍵もちゃんと内側からかけられますので」

■上田東高校・小林高彰教諭(38)
「一人ひとりの抱えている課題は異なるので、しっかり話をお聞きしないと分からない。生徒たちと話す時も、聞くというところはすごく大事だなと日頃から感じているので、そこはつながるところかな」